阪急交通社は、JR東日本が5日から運行を始める観光列車「海里」を貸し切るツアーを発売した。「旅行会社で貸し切るのは当社が初めて」という。鉄道ファンの関心を集めそうだ。
ツアー名は「『海里』に乗車 5つ星の宿の名旅館に2泊する 山形の名湯・美食の旅3日間」で、1日目に海里に乗車する通常プラン(10月29日発)の旅行代金は大人1人7万9800円。
土地ならではの食材を生かした食を提供し、あつみ温泉と天童温泉に泊まる。また、クラゲで有名な加茂水族館や紅葉が見頃な湯殿山神社などの観光地を巡る。
海里は9月に定期運行を終えた「きらきらうえつ」の後継車両で、JR羽越線の新潟―酒田間を運行する。列車のコンセプトは「にいがたの食」「庄内の食」「日本海の景観」で、4両1編成にはダイニング車両を有している。