阪急交通社は13日、観光列車名の検索数、年間ベスト10を発表した。
阪急交通社が、旅行サイト(https://www.hankyu-travel.com/)でのサイト内検索における、観光列車名のキーワードランキングを、各列車の概要説明と共に発表します。
全国的に観光列車は増え続けており、移動手段としてではなく「列車に乗ること自体が旅行の目的になる」ことが一般的になってきました。
外観や内装、食事、サービスなどにこだわり、地域特有のコンセプトを持った観光列車は、2017年中も続々と運行開始予定です。
観光列車は全席指定席の場合が多く、本数も限られています。人気の観光列車はすぐ満席になってしまう可能性もありますから、早めの予約をおすすめします。阪急交通社ではツアーに合わせてお席も確保しておりますので、合わせてご検討ください。
観光列車ランキング
1位 「しまかぜ」(近畿日本鉄道)
2位 「花嫁のれん」(JR西日本、IRいしかわ鉄道)
3位 「或る列車」(JR九州)
4位 「おれんじ食堂」(肥薩おれんじ鉄道)
5位 「伊予灘ものがたり」(JR四国)
6位 「SLやまぐち号」(JR西日本)
7位 「ろくもん」(しなの鉄道)
8位 「トーマス号」(大井川鐵道)
9位 「ななつ星in九州」(JR九州)
10位「ゆふいんの森」(JR九州)
対象:阪急交通社のサイト内検索における2016年5月1日~2017年4月30日の検索数合計より
発着地:
*単一キーワードによる検索数を元にしており、表記揺れ、複合キーワードによる検索はそれぞれ別キーワードとして集計されています。
*一部、本年度において当社が開催するツアーに含まれない観光列車もございます。
今回のランキングにおいては、10列車中8列車が、この5年以内に運行開始した観光列車となりました。
各観光列車の概要説明を含むランキングの詳細は以下をご確認ください。
- 1位 「しまかぜ」<近畿日本鉄道>
運行区間:大阪難波駅、京都駅、近鉄名古屋駅~賢島(かしこじま)駅
運行開始年:2013年
関西の主要都市から伊勢志摩へと向かう観光特急「しまかぜ」が1位。本革が使われた上質なシートに、大きな車窓に広がる展望。様々な設備やサービスで上質なくつろぎが味わえます。和風、洋風の個室やサロン席もあり、カフェ車両では沿線の名品を集めた飲食メニューが楽しめます。
- 2位 「花嫁のれん」<JR西日本、IRいしかわ鉄道>
運行区間:金沢駅~和倉温泉駅
運行開始年:2015年
輪島塗や加賀友禅(かがゆうぜん)をイメージした車体デザインが印象的な「花嫁のれん」。沿線の伝統工芸展示、地元産品の試食・販売(イベントは土日中心に開催)などがあり、北陸の魅力を堪能できます。「桜梅(おうばい)の間」「撫子(なでしこ)の間」「扇絵(おうぎえ)の間」といった名前が付いた半個室メインの車両も。
- 3位 「或る列車(あるれっしゃ)」<JR九州>
運行区間:大分駅~日田(ひた)駅、佐世保駅~長崎駅
運行開始年:2015年
鉄道模型の大家(たいか)として知られる原信太郎(はらのぶたろう)氏が作成した模型を元に、幻の豪華列車を甦らせたのが「或る列車」です。金と黒、唐草模様(からくさもよう)をあしらった外観、素材、技術ともにこだわり抜かれたインテリアで構成された車内。そして、成澤由浩(なりさわよしひろ)氏によるスイーツコースが味わえるという贅沢さです。
- 4位 「おれんじ食堂」<肥薩(ひさつ)おれんじ鉄道>
運行区間:新八代(しんやつしろ)駅~川内(せんだい)駅
運行開始年:2013年
「動くレストラン」とも呼ばれ、九州西海岸沿線の旬な食材で作られた逸品メニューが提供されるのが「おれんじ食堂」という観光列車。美しい海、田園風景を車窓から眺めながら、フルコースが楽しめます。
- 5位 「伊予灘(いよなだ)ものがたり」<JR四国>
運行区間:松山駅~伊予大洲(いよおおず)駅、松山駅~八幡浜(やわたはま)駅
運行開始年:2014年
瀬戸内海西部の海、伊予灘が車窓から眺められる観光列車。「大洲(おおず)編」「双海(ふたみ)編」「八幡浜(やわたはま)編」「道後(どうご)編」の1日4便が運行。スタッフだけでなく沿線の県民まで手を振ってくれる温かなサービスも話題です。
- 6位 「SLやまぐち号」<JR西日本>
運行区間:新山口駅~津和野(つわの)駅
運行開始年:1979年
「貴婦人(C57型)」「ポニー(C56型)」の愛称でも親しまれているSLが、汽笛を響かせて走ります。車両は展望車風客車、欧風客車、明治風客車などに分かれていて、それぞれ異なる内装が楽しめます。客車は2017年9月末に新車両導入予定。
- 7位 「ろくもん」<しなの鉄道>
運行区間:長野駅~軽井沢駅
運行開始年:2014年
車両のデザインは、「ななつ星in九州」も手掛けた水戸岡鋭治(みとおかえいじ)氏。イスやテーブルなどに長野県産の木材が使われ、車内はぬくもりのあるラウンジ風スペースとなっています。食事は地元の名店シェフが担当。高原野菜や季節の果物が楽しめます。
- 8位 「トーマス号」<大井川鐵道(おおいがわてつどう)>
運行区間:金谷(かなや)駅~千頭(せんず)駅
運行開始年:2014年
子供に大人気のトーマス号は、大井川鐡道で活躍中。トーマスやその仲間たちに実際に乗ることができます。車内放送もトーマスが担当。駅ではトーマスとの記念撮影も楽しみです。
*2017年は6月17日(土)~10月9日(月・祝)に運行予定
- 9位 「ななつ星in九州」<JR九州>
運行区間:博多発着で九州各地を周遊
運行開始年:2013年
車両、客室、展望、料理など全ての面で最上級が堪能できるクルーズトレイン「ななつ星in九州」。和洋、新旧融合の洗練された空間で、列車内とは思えない贅沢な時間を過ごします。14あるゲストルームは全てがスイートルーム(シャワー・トイレ・空調完備)です。
- 10位 「ゆふいんの森」<JR九州>
運行区間:博多駅~別府(べっぷ)駅
運行開始年:1989年
湯布院(ゆふいん)へと向かう、リゾート感あふれる列車「ゆふいんの森」。木のぬくもりあふれるインテリアが目を引く車内、慈恩(じおん)の滝や伐株山(きりかぶさん)といったスポットも目にできる車窓からの風景が魅力的。フォトパネル貸し出しで写真撮影ができたり、到着前には客室乗務員による観光案内も受けられたりと、観光客向けのサービスも充実しています。
【観光列車・ローカル列車の旅特集はこちらから】
http://www.hankyu-travel.com/kokunai/localtrain/?9599