阪急交通社は3日、来年1月に通訳案内士を対象にした自動体外式除細動器(AED)特別講習会を全国3都市で開くと発表した。初の試み。
訪日旅行者が倒れた場合、ツアー代表者や同伴者に対してその国の言葉での説明が必要になり、対応が困難な状況といわれる。同社では各都市の消防署の協力を得て実施する。「1人でも多くの通訳案内士が(AED操作を)理解し、いざという時に慌てず安全確実に使えるようお手伝いしたい」と同社。
講習会は9日が名古屋名駅(指導・名古屋市応急手当研修センター)、16日が東京・新橋(同・東京消防庁芝消防署)、22日が大阪・梅田(同・大阪北消防署で実施する。費用(マスクやテキスト代など)は500円から1400円で、定員は20〜30人。応募者多数の場合は抽選となる。締め切りは今月15日。