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阪急交通社はこのほど、2027年3月から4月にかけて、訪日外国人向けのラグジュアリークルーズの旅行商品を販売すると発表した。フランスのクルーズ会社ポナン(フランス、マルセイユ)が保有する「ル・ジャックカルティエ」をチャーターし、瀬戸内海を中心とした西日本の景勝地を巡るクルーズを実施する。日本の旅行会社がポナン社の船をインバウンド向けにチャーターするのは初めての試みで、新たな観光価値の創造を目指す。
ポナンは、「ラグジュアリーエクスペディション(探検)」クルーズの世界的リーダーとして知られており、手つかずの大自然が残されている地域を訪ねる独創的な船旅を提供している。同社が保有する「ル・ジャックカルティエ」は、2020年に就航した比較的新しい船で、総トン数9,900トン、乗客定員184名、客室数92室を有する。全長131m、全幅18mのコンパクトな船体は、瀬戸内海の島々を縫うように航行するのに適している。
今回のクルーズでは、神戸港を起点に瀬戸内海など西日本の景勝地を周遊。700以上の大小さまざまな島々が点在する瀬戸内海で、自然、食、歴史、伝統文化、アートなど、魅力的な観光資源を訪日外国人観光客に楽しんでもらう。各寄港地で交流を通じてエクスペディション(探検)も体験できる旅として商品化される予定だ。
「このたびの企画を通じて、今後も大きな成長が見込まれるインバウンド市場の開拓に取り組んでいく」(同社)。