障害者や高齢者の沖縄観光をサポートする沖縄バリアフリーツアーセンター空港内窓口が11月20日、那覇空港にオープンした。空港内に専門の窓口ができたのは全国で初めて。沖縄の障害者団体などの旅行の窓口になっていたNPO法人バリアフリーネットワーク会議が中心となって設立、運営。12月には、那覇市のてんぶす那覇館内にも窓口がオープンする予定。
空港内窓口は、那覇空港到着ロビーにある沖縄観光コンベンションビューローの観光案内所のカウンターの一部に開設された。車イスでも相談しやすいようにカウンターを改造している。
窓口では、観光施設や宿泊施設、飲食店などのバリアフリー対応状況を案内し、介護タクシーやバス、船、飛行機、レンタカーなどの交通機関も紹介する。
この他にも、資格を持ったケアサポーターや介助士の派遣、車イスや音声拡張器など補助器具の有料貸し出しなども行う。
窓口では事前、到着後のどちらでも相談を受け付ける。
沖縄県は、04年度から3年間をかけ、「誰もが楽しめる、やさしい観光地」を目指し、「観光バリアフリー推進事業」を実施している。今年2月には仲井眞弘多・県知事が「沖縄観光バリアフリー宣言」を発表。同センターは、継続的なバリアフリー対応を担う案内窓口として期待を集めている。
問い合わせは、同センター(TEL095-858-7760)。または、沖縄バリアフリー観光情報専用ウェブサイト「誰でも美ら島ネット」(http://resort-jp.net/okinawa-bf/)まで。
沖縄バリアフリーツアーセンター