9月オープン 全長307キロに7コース
新潟、群馬、長野の3県にまたがる広域観光圏、雪国観光圏(井口智裕代表理事=HATAGO井仙)は今年9月、全長307キロのロングトレイル「スノーカントリートレイル(SCT)」をオープンする。温泉地や名所などを巡る七つのコースを紹介し、観光振興につなげる。
3月20日、東京・日本橋のブリッジにいがたで記者会見し、概要を説明した。冒頭あいさつした井口代表理事は「まだ始まったばかりだが、協力し合って10年後、20年後に良かったと言えるようなトレイルコースにしたい」と抱負を述べた。
総面積7千平方キロの雪国観光圏7市町村(群馬県みなかみ町、長野県栄村、新潟県魚沼市、南魚沼市、湯沢町、十日町市、津南町)を1周する307キロは日本最大級という。スノーという名称だが、原則、雪のない季節に、雪国の春から秋を楽しむためのトレイルとなる。
初心者向け3、中級者向け4の計7コースを設定。例えば、中級者向けの「日本の秘湯『赤湯温泉』を巡る苗場山」コースは全長24キロを2日かけて歩く。また、20日から1カ月かけて歩く「スルーハイク」には認定証を発行する。
4月から公式ホームページの更新やコース詳細地図を公開し、6月にかけコースにSCT道標を設置する。また、一部のコースが重なる「ぐんま県境稜線トレイル」や「信越トレイル」とも接続する予定だ。
9月8日、群馬県みなかみ町でオープニングイベントを開催する。