霧島高原自然体験ツーリズム協議会(事務局・鹿児島県霧島市役所観光PR課内)は、修学旅行や研修に最適な自然体験プログラムを集めたガイドブック「まるまるきしりま」(全16ページ)を同協議会公式サイト(https://kirishima-tourism.com/)で公開している。ガイドブックのPDFを同サイトからダウンロードできる。
同協議会では、霧島の大自然を舞台に行うトレッキングや、果樹農家体験、船釣り体験などさまざまな体験を用意している。
中でも小中高生を問わず修学旅行生に人気のプログラムが「キリシマクエストⅢ そして縄文の大地へ…」だ。1万年以上前の集落遺跡が残る上野原縄文の森の園内で行われ、地図上のチェックポイントを専用のタブレット端末で撮影して回り、制限時間内にどれだけ多くのポイントを獲得できるかをチームで競う。「戦略性」「タイムマネジメント」「チームワーク」が求められるゲームデザインとなっており、学校生活だけでは得られない、より充実した経験を仲間同士で体験できる。所要時間は約2時間。時期を問わず通年で実施が可能だ。実施可能人数も40~200人と幅広い。
霧島市では、自然や歴史を生かしたSDGsについても学ぶことができる。内容は海洋資源学習(さつま黒酢ぶり餌やり体験)やエネルギー学習(霧島木質・発電燃料見学)、平和学習(第二国分基地特攻記念館見学)など。いずれも修学旅行で活用しやすいプログラムに設計されている。
キリシマクエストⅢに関しての旅行会社、学校からの問い合わせ先は、霧島市観光協会TEL0995(78)2115。SDGsに関しての旅行会社、学校からの問い合わせ先は、各事業所となる。
海洋資源学習
キリシマクエストⅢ