東日本大震災からの復興と鎮魂を願い、東北6県の代表する夏祭りが集結した「東北六魂祭2016青森」が6月25、26の両日、青森市で開催された。約1400人の踊り手たちが参加。青森市役所前の青い森公園前を練り歩き、沿道を埋めた観客たちを魅了した。
パレードは特別出演の「青森・八戸三社大祭」が先頭を務め、盛岡さんさ踊り、山形花笠まつり、仙台七夕まつり、福島わらじまつりと続き、合間に秋田竿燈まつりの妙技が披露された。青森ねぶた祭の跳人(はねと)らが登場すると最高潮に達し、「ラッセラー」の掛け声が街に鳴り響いた。
今年のテーマは、災いを跳ね飛ばし、さらなる跳躍を祈願して「跳(はねる)」とした。
実行委員会によると、2日目には一部の催しが強風のため中止となったが、国内外から2日間で27万人が観覧した。
東北六魂祭は今回が6回目で東北を一巡。来年以降の開催は今後6県で協議する。