青森大学(青森市)は、観光庁の「産学連携による観光産業の中核人材育成・強化事業」の一環で、旅館・ホテルの次世代経営者や幹部などを対象にした講座を11月から来年2月にかけて開く。経営、サービスの革新に成功した旅館の経営者などが実践的な手法を紹介。定員に達し次第締め切るが、10月末まで受講者を募集している。
講座名は「実践から学ぶ観光産業革新の手法」。宿泊業の経営、サービスの革新、魅力創造、生産性向上、インバウンド誘客などを学んでもらう。
講師を務める旅館経営者は、旅館「里山十帖」(新潟県南魚沼市)総支配人の岩佐十良氏、元湯陣屋(神奈川県秦野市)社長の宮崎富夫氏、星野リゾート「青森屋」(青森県三沢市)総支配人の渡辺賢氏。里山の温泉旅館の稼働率アップ、クラウド型IT導入による経営革新、地域文化の活用などの成功事例を基に講義を行う。他の講師陣は大学教授や観光分野の有識者など。
期間は第1タームが11月28~30日(3日間)、第2タームが来年1月15~16日(2日間)、第3タームが来年2月13~14日(2日間)。会場は第1・第2タームが青森市内、第3タームが青森屋。
受講は無料だが、交通費、宿泊費は自己負担。第3タームは青森屋での宿泊になる。
申し込みは、同大観光文化研究センターTEL017(738)2001。