宮下知事（中央）ら青森県の観光関係者
青森県、同県観光国際交流機構は9日、東京のホテルメトロポリタンエドモントで「観光セミナー」を開いた。宮下宗一郎知事が来春の話題を中心に同県の観光情報を旅行業者らに伝えた。
宮下知事は、同県観光の魅力を「リトリート」「健康促進」「絶景」の三つのキーワードで説明。リトリートは「1時間歩けば身も心も健康になる」という薬研渓流の遊歩道、健康促進は奥津軽ＤＡＺＡＩ健康トレイルなどのライトなトレッキングプログラム、絶景は「青と緑と茶色のコントラストが素晴らしい海岸線」の種差海岸を挙げた。
青森県はインターネットを使った情報発信を強化。県の「ディープな情報」を伝える「まるごと青森」に加え、ファンによるコミュニティサイト「青森びいき」を7月29日にオープン。宮下知事がフォローを呼び掛けた。
むつ市、野辺地町、南部町の各首長らがそれぞれの魅力をアピールした。むつ市の山本知也市長は国内初の「世界夜景遺産」に認定された釜臥山展望台から望むアゲハチョウの形をした夜景。野辺地町の野村秀雄町長はフルーツのように甘く柔らかい「葉つきこかぶ」、肉厚で弾力性がある「ぢまきほたて」、身が繊細で甘く、みそが濃厚な「トゲクリガニ」などの特産品。南部町の佐々木俊昭副町長は「フルーツとまつりの町」として、6月中旬からのさくらんぼ狩り体験と、4月下旬の「春まつり」、5月上旬から中旬の「ぼたんまつり」をＰＲした。
宮下知事（中央）ら青森県の観光関係者
