青森県観光連盟は12月16〜18日、埼玉県のJR大宮駅で東北新幹線全線開業1周年を記念したキャンペーン「行くたび、あたらしい。青森 観光PRキャンペーン」を行った。JR東日本の協力を得た。津軽三味線などの郷土芸能の披露や旅館女将らの観光PRのほか、特産のリンゴの配布などを行い、冬の青森への来訪を訴えた。
16日には小笠原裕・県観光連盟常務理事ら青森の観光関係者とJR東日本関係者らによるオープニングセレモニーを実施。セレモニーであいさつした馬場良夫・県観光国際戦略局長は東日本大震災の発生や4~7月に実施した青森デスティネーションキャンペーンを振り返った上で、「新幹線のダイヤ正常化などで、東北の元気をたくさん味わってもらえるような状況になった。冬の青森は寒いが、その分、人の心は温かい。『十和田湖冬物語』『八戸えんぶり』などの祭りも楽しめる。キャンペーンで冬の青森の魅力を一部でも感じてもらい、ぜひ青森まで足を運んでほしい」と来訪を訴えた。
イベントでは県内の観光キャンペーンスタッフや旅館女将が見どころなどをPRしたほか、県内の観光地や自慢の食などをパネル展示で紹介。また全国的に知られる同県の「不老ふ死温泉」「酸ケ湯温泉」の湯に直接触れる手湯コーナーなども設置し、魅力をアピールした。特産品の販売や観光クイズなども行い、多くの通行客がシジミやニンニクなどを使った商品を購入していた。
観光PRを行った石澤照代さん(花禅の庄女将)は「冬の青森は雪が多いが、2次交通もしっかり整備しているので、安心してたくさんの人に来てほしい」と笑顔で語った。
津軽三味線の演奏に多くの人が集まった