イベントや体験PR DCに向け誘客促進
静岡県大型観光キャンペーン推進協議会は12日、静岡の観光資源の情報提供と誘客促進を行う商談会「ふじのくに しずおか観光大商談会in東京」を東京・新宿のハイアットリージェンシー東京で開催した。旅行会社や静岡観光関係者ら約300人が参加した。来年4~6月に開催する静岡デスティネーションキャンペーン(DC)に向けた観光商品などを紹介した。
商談会では、主催者を代表して静岡県観光協会の橋本勝弘専務理事が「DCの開催は19年ぶり。来春の本番に向けて地域が選りすぐった観光素材をPRし、一人でも多くのお客さまを迎えたい」とあいさつ。
商談会の第1部では、観光説明会を実施。静岡5地域(伊豆、富士、中部、中東遠、西部)がDC期間中に開催する一押しのコンテンツを紹介した。伊豆地域は、世界遺産の韮山反射炉を舞台に狂言の人間国宝である野村万作氏が出演するライトアップ狂言公演や80回を迎える下田・黒船祭を実施する。富士地域では、富士山の湧き水に触れて学ぶ柿田川湧水の案内や富士を舞台に楽しめるドローン体験を行う。中部地域では、今川家の菩提寺である臨済寺での特別拝観や修行体験、「魚街焼津」でのマグロ、桜エビなど海グルメを提供する。中東遠地域では、来福の永福寺天井画「輪廻成長の龍」特別拝観と法話や遠州三山風鈴まつりを開催する。西部地域では浜名湖中央部の浅瀬での写真撮影やプロのボートレーサーが操縦するモーターボートに同乗できる「ペアボート体験」ができる。
このほか、JRグループが、伊豆で利用できるフリー切符など限定商品、静岡県観光協会が最新の観光情報として、4月にユネスコから認定された伊豆半島ジオパークや昨年12月に開館した富士山世界遺産センター、11月3日に開業する日本平山頂展望台(仮称)の紹介などを行った。
第2部では、旅行会社と観光施設や観光関連団体、自治体との商談会が行われた。
東京都内で開かれた商談会