静岡県は14日、3カ年計画で実施している伊豆の観光ブラッシュアップ事業「伊豆ブランド創生事業」の成果発表会を東京都内で開いた。伊豆半島のPRに努めた優秀な団体を表彰。県知事賞を受賞したのは下田の若手経営者で結成する「ビックシャワー実行委員会」、県産業部長賞に「稲取観光協会」、審査員特別賞に「土肥温泉旅館組合」がそれぞれ受賞した。
発表会では杉山栄一静岡県産業部長が「事業を始めてから宿泊、観光客が増え成果が出ている」と手ごたえを述べた上で、「来年3月に富士山静岡空港が開港し、また、4月は産業部振興局観光コンベンション室を独立させ、観光局となる。観光に対する熱い思いを感じてもらいたい」とあいさつした。
県知事賞を受賞したビックシャワー実行委員会は、ビーチでのヨガ体験など、海を生かした健康増進事業を観光資源化する「海洋浴の郷づくり」を行う。稲取温泉観光協会は、観光産業の担い手育成のための研修などを取り組む「稲取温泉のブランド化推進事業」、土肥温泉旅館組合は、恋人をターゲットに実施した「恋人の里『とい』ブランド化事業」と、「国道136号線崩壊・風評対策事業」が評価された。
発表会では伊豆観光推進協議会が主催する会員クラブ「伊豆ファンクラブ」が3月1日に発足することも発表された。
発表会には歌手の研ナオコさん、フリーアナウンサーの千野志麻さんらが駆けつけ、伊豆の魅力をアピールした。
県知事賞を受けるビックシャワー実行委