静岡県は12月19日、東京都文京区の椿山荘プラザで、県の豊富な食材を全国に発信するため「ふじのくに『食の都』」交流会を開催した。旅行業者や料理関係者ら約150人が出席し、静岡の食材を使った料理を味わった。
冒頭あいさつした川藤平太知事=写真=は「静岡県は農林水産物の豊富さでは全国トップレベルで、その品質も極めて高く、まさに食材の王国。食を通じて静岡の魅力を再発見してほしい」とアピールした。
交流会では、日本料理店「小十」(銀座)の店主奥田透さんと創作料理店「山田チカラ」(麻布十番)のオーナーシェフ山田チカラさんが対談。両氏とも静岡市出身なためか、県の食材への思い入れが強く、「築地市場で一括して扱うブースが設けられたらいい」(奥田さん)、「静岡の水の素晴らしさは格別」(山田さん)と述べた。
県は農林水産業や食文化の振興に貢献している料理人や菓子職人を「ふじのくに食の都づくり仕事人」として表彰しているが、この日はその受賞者による調理実演も行われた。
会場には活桜えびや夕倉メロン、浜松ブルーベリー、トマトのアメーラなどのブースが設けられ、参加者に“おいしさ”をアピールした。