静岡県ホテル旅館生活衛生同業組合(加藤昌利理事長)はこのほど、県内の宿泊施設を対象とした「SafeStay」事業を始めた。宿泊施設での新型コロナウイルスの感染防止に向けた基本的な考え方や留意点をまとめた独自のガイドラインを作成。チェックリストの配布やポスター、ステッカーの掲示を通して、より一層の感染拡大防止を図る。
全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連)や静岡県が作成したガイドライン、観光庁が作成した「Go Toトラベル参画事業者のコロナウイルス感染防止対策について」などを参考に、独自のガイドラインを策定。各宿泊施設に周知し、チェックリストの運用を徹底することで、宿泊者に安心安全な宿泊を提供する。宿泊施設は館内にポスターやステッカーを掲示し、感染症対策への取り組みをアピールする。
宿泊客に対しては、(1)マスクの持参と施設内を移動する際はマスクの着用(2)手指消毒とこまめな手洗い(3)他の宿泊客との距離の確保(4)滞在中に体調が悪くなった場合は、施設側に報告(5)体調が優れない場合は宿泊を中止―などを呼び掛けている。
「県内の宿泊施設の経営者の声を反映させたガイドラインを作成した。ステッカーやチェックリストは静岡県を想起させるデザインと色調を採用して、事業者、旅行者のいずれにも身近に感じてもらえるよう配慮した」「各事業者にはチェックリストの項目を順守していただく。旅行者には事業のホームページ内に掲載した『お客様へのご協力』をお願いする。迎える側、訪れる側ともに安心して過ごせるよう、同事業をしっかり運営していく」と同組合。
事業説明の様子
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