韓国は今年2010年から2012年までの3年間をかけて、外国人観光客年間1千万人誘致をめざす「2010—2012年韓国訪問の年」を推進する。広報大使には、韓流スターのペ・ヨンジュンさんとフィギュア・スケート選手のキム・ヨナさんを起用。40%にあたる400万人は日本から誘客したい考えだ。
過去5年間の訪韓外国人観光客数は05年602万人、06年616万人、07年649万人、08年689万人、09年782万人。これを12年までに1千万人に引き上げる。
日本から韓国を訪れた観光客の数は07年247万人、08年238万人、09年305万人。10年は325万人を誘致目標に掲げている。
現在、訪韓観光客の75%はソウルを訪れている。韓国訪問の年の期間中、全国各地でイベントなどを行い、ソウルに加えて地方にも分散誘客することで、各地域の活性化と誘客目標総数の達成を狙う。
日本の旅行会社が「韓国訪問の年委員会(盧永雨本部長)」と協議、開発した韓国旅行商品については広告宣伝費の助成を行う。
韓国観光公社の金栄湖東京支社長は10日、旅行会社社員ら150人を招いてホテルニューオータニで開いた説明会で「日本もビジット・ジャパン・キャンペーンで2010年の訪日外国人観光客数1千万人を目標にしている。両国の1千万人誘致達成のために相互協力していきましょう」と呼びかけた。
韓国観光公社の金栄湖東京支社長