韓国ソウル市の美林女子情報科学高校の修学旅行の一行113人が15日、成田空港に到着した。東日本大震災の発生後、韓国から東日本エリアへの修学旅行は初めて。18日まで東京都内を見学したほか、以前から交流を続けている日本工学院を訪問した。
成田空港に到着した際には、観光庁や国土交通省関東運輸局、日本政府観光局(JNTO)などの関係者により歓迎セレモニーが行われた。観光庁の山田尚義審議官が同校の校長に花束を手渡したほか、生徒らに記念品などを贈った。
韓国からの訪日旅行は、原発事故への警戒感などがあり、他国に比べて回復が遅れているが、観光庁などでは、修学旅行での訪日が不安の払しょくにつながると期待している。
震災後、韓国からの訪日修学旅行としては、10月中旬にソウル市の高校の一行約170人が九州エリアを訪問している。
歓迎セレモニー