韓国旅行業協会(KATA)の一行が4月下旬に来日し、東北各地を訪問した。KATAの梁武承会長をはじめ、韓国の旅行会社から約380人が参加。今年の日韓国交正常化50周年を踏まえた大型視察団で、東北の観光関係者と交流を深めた。
訪問団は2コースに分かれて東北を視察。宮城県・山形県を巡るコースには約250人が参加し、4月24日から2泊3日の日程で松島、仙台、蔵王などを訪問した。秋田県・岩手県を巡るコースには約130人が参加し、4月23日から2泊3日で角館、田沢湖、八幡平などを訪れた。
訪問先の自治体によるレセプションや日本政府観光局(JNTO)による歓迎式典も行われた。訪問団に対し、日本の観光関係者は韓国からの旅行者を増やそうと、東北観光の魅力などをPRした。
日韓の間では、それぞれの政府観光局の主催で観光交流拡大シンポジウムを昨年8月にソウルで、12月に東京で開催し、民間の観光関係者が相互に相手国を訪問した。今年2月にも全国旅行業協会(ANTA)の主催で日本の観光関係者約1400人が訪韓するなど、両国の観光交流の拡大に連携して取り組んでいる。