山梨・富士河口湖温泉郷のリゾート旅館「風のテラスKUKUNA」(9階建て全65室、宮下明壽社長)は17日、中央館45室をリニューアルオープンした。投資金額は5億円。
10畳に広縁、トイレ付きユニットバスを備えた和室を、「座洋室」という新コンセプトの客室に改装した。畳和室はフローリングに変更し、ツインベッドを配置。段差をなくした広縁部分にカラー畳を敷いて、河口湖を臨む、くつろぎのスペースとした。ユニットバスは高機能シャワー室に変更。トイレは独立させた。
同館は、河口湖第一ホテルという和風旅館だったが、06年に18億円を投資してハワイをイメージしたリゾート旅館へと大改装。その後の業績が好調だったことから、前回最小限のリノベーションにとどめていた中央館の客室を今回刷新した。
前回に引き続き、総合監修はJTB商事、設計・監理は石井設計、工事施工は守谷商会が担当。
新コンセプトの「座洋室」