安倍首相（前方左端）に要望書を手渡す浅野会長（同中央）と佐藤理事長（同右端）
6月18日に発生した山形県沖地震で風評被害を受けた新潟県村上市瀬波温泉の観光関係者らは5日、選挙応援で同市入りしていた安倍晋三首相に被害払拭（ふっしょく）に向けた要望書を手渡した。安倍首相は対策を早急に行う考えを表明。9日に「山形・新潟応援キャンペーン」の開始が観光庁から発表された。
要望書は村上市観光協会の浅野謙一会長、瀬波温泉旅館協同組合の佐藤久也理事長の連名で、「観光客が安心して訪れやすい村上市、瀬波温泉であることを広く伝えることによって風評被害を払拭し、観光需要の喚起を通して地域の活力を取り戻すために、ここに特別な支援を要望するものです」としている。
復興の要望書は2日にあつみ温泉などを抱える山形県の吉村美栄子知事、鶴岡市の皆川治市長が山本順三内閣府特命担当相、10日に同県選出の加藤鮎子衆院議員が安倍首相に手渡している。
安倍首相（前方左端）に要望書を手渡す浅野会長（同中央）と佐藤理事長（同右端）
