岐阜県高山市の飛騨・高山観光コンベンション協会(堀泰則会長)は6月10日から、造り酒屋6軒の日本酒を飲み比べできるイベント「第3回飛騨高山・酒蔵のん兵衛まつり」を始めた。これまでは春開催だったが、今回は初めて初夏に開催。同協会は「新緑の季節に古い町並みを散策しながら、飛騨地方自慢の地酒を味わってほしい」と話している。期間は7月3日まで。
1冊3千円の「飛騨高山御酒飲帳」を購入すると、観光名所・古い町並みにある六つの蔵元(平瀬酒造店、二木酒造、平田酒造場、老田酒造店、舩坂酒造店、原田酒造場)でそれぞれ2種類の酒を試飲できる。
御酒飲帳には記念の杯と4合瓶が3本入る特性エコバッグが付いており、バッグは購入した酒や土産を入れて歩くのに使ってもらう。
コンビニエンスストアのローソンやミニストップなどで前売り販売しており、価格は2700円。現地では造り酒屋6軒や高山濃飛バスセンターツアーデスクで販売し、価格は3千円となっている。
蔵元にあるスタンプを六つ集めると記念品がもらえる。また、蔵元で日本酒などの商品を購入し、確認印を集めると豪華賞品が当たる抽選に参加できる。確認印が3個なら4等、5個で3等、8個で2等、10個で1等に応募できる。3万円相当の宿泊券や1万5千円相当の飛騨牛などが当たる。
前回は2021年3月5~28日に開催した。当初、1月23日から2月末まで開催予定だったが、県が緊急事態宣言の対象地域となったため期間を延長し、2月8~28日に変更。しかし、宣言期間の延長もあり、中止を決めた。
その後、宣言が2月末に解除され、開催の是非を再度検討した結果、新型コロナウイルス感染対策を徹底することで開催に踏み切った経緯がある。
御酒飲帳には記念杯と特性エコバッグが付いている