飯豊町が持続可能な観光ガイドラインロゴ使用認定 山形県内初


日本版持続可能な観光ガイドラインのロゴ

飯豊町が持続可能な観光ガイドラインロゴ使用認定 県内初

 山形県飯豊町は4月16日、「日本版持続可能な観光ガイドラインロゴマーク」の使用承諾地域に認定されたと発表した。県内市町村で初の認定。観光庁が策定したガイドラインに基づき、持続可能な観光を推進する地域に対して使用が承認される公式マークだ。今後、町の観光施策やPR活動においてロゴマークを積極的に活用し、来訪者・住民・事業者の「三方良し」の発想で観光地域づくりを進める。

日本版持続可能な観光ガイドラインのロゴ

地域資源を活用したサステナブルな観光推進

 飯豊町では今年3月に「飯豊町持続可能な観光計画」を公表。この計画は「日本版持続可能な観光ガイドライン(JSTS-D)」に沿ったもので、地域資源の活用や観光客と地域住民の共生を図るための具体的な施策が盛り込まれている。特に「白川湖の水没林」を活用したカヌーツアーを主軸とした取り組みに力を入れている。

 こうした取り組みはすでに評価を受けており、飯豊町は今年2月に「スポーツ文化ツーリズムアワード2024」を受賞した。受賞の理由は、白川湖の水没林を活用したカヌーツアーを中心としたサステナブルな観光地域づくりが高く評価されたためだ。

水没林でのカヌーツアー

スポーツ文化ツーリズムアワードロゴマーク

 

 今回の認定を受け、飯豊町では観光地としての課題解決にも積極的に取り組む。特に白川湖の水没林については、ゴールデンウィーク期間中の日中時間帯における渋滞対策や環境整備、経済波及効果の向上などを進める方針だ。国をはじめとした関係者と協議しながら、より良い観光地づくりを加速させていく。

 持続可能な観光ガイドラインロゴマークは、地域の環境保全や地域経済への貢献、文化の継承など、持続可能性の観点で観光に取り組む姿勢を国内外に示す象徴となる。飯豊町では、このロゴマークを活用することで地域のブランド価値や国際的な信頼性の向上につなげる考えだ。

 
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