全国の信用金庫で組織する「よい仕事おこしネットワーク」(事務局=城南信用金庫)は9日、東京・羽田の同ネットワークの拠点「よい仕事おこしプラザ」で千葉県館山市の名産、菜の花を使ったクラフトビール「菜の花エール」の仕込み式を行った。同ネットワークと館山市は1月19日に連携協定を締結。今回の商品開発はその締結記念の一環。
式には館山市の森正一市長、館山信用金庫の利田秀男理事長、城南信用金庫の川本恭治理事長、林稔常務理事、「菜の花エール」の醸造を手掛ける株式会社大鵬の大屋幸子社長が出席した。
森市長は「この取り組みが地域の魅力を引き出し、新たな地域活性化の第一歩となることを期待している」。大鵬の大屋社長は「今回のクラフトビールは25作目で初の千葉県産。2024年も1カ所でも多く地域との連携を増やしていきたい」とあいさつした。
館山信用金庫の利田理事長は「協定の締結から1カ月で仕込み式に到達できた。引き続き連携を強めながら地域活性化に努めていきたい」。城南信用金庫の林常務理事は「今回のクラフトビールの醸造をきっかけに館山市とさらに連携して、地域の課題解決に取り組んでいきたい」と述べた。
同ネットワークは地域おこしの一環で、各地の名産品を生かしたクラフトビールやスイーツを開発している。
菜の花を手に仕込み式に臨む館山市の森市長(左から2番目)ら