首都圏石川県観光連絡協議会は22日、第17回通常総会を東京都千代田区の都道府県会館で開いた。2年に1度の役員改選で、田中義也氏(山代温泉たちばな四季亭支配人)が会長に、草大輔氏(金沢辰口温泉まつさき営業課長)が副会長にそれぞれ就任した。
総会第2部では、石川県観光戦略推進部誘客戦略課課長の荒木浩一氏が「いしかわの首都圏からの誘客について」を講演。北陸新幹線4年目の乗車実績(18年3月14日~19年3月13日)を869万4千人(前年比101%、開業前年比277%)と紹介した。
また、同県19年度の主な取り組みを説明。本年度から開始する「いしかわ観光コンシェルジュ」事業では、JTB、近畿日本ツーリスト、日本旅行、東武トップツアーズ、びゅうプラザと連携し、首都圏7店舗、関西圏4店舗に同県の観光PRコーナーを通年で設置し、定期的に店頭PRイベントを開くとした。各店舗の販売リーダークラス1~2人を「いしかわ観光コンシェルジュ」として配置し、積極的な情報発信と送客強化に取り組む。
同時にインターネットを活用した誘客プロモーションも強化すると述べた。グーグル等の大手検索サイトやインスタグラム等の主要SNSに広告を配信するほか、楽天トラベル・えきねっと等の旅行サイトに特設キャンペーンサイトを設置し、そこから旅行の申し込みができる仕組みを構築する。特設サイトは6月をめどに開設する。
講演する石川県の荒木課長(右)