インターネットによる温泉地の人気投票「温泉総選挙2018」(主催=旅して日本プロジェクト)の表彰式が8日、東京都内で行われ、高湯温泉(福島県)、大歩危・祖谷温泉郷(徳島県)など9温泉が部門別1位、4温泉が省庁賞を受賞した。
温泉地の利用促進、活性化を目的としたイベントで、今年で3回目。全国の温泉地に「リフレッシュ」「健康増進」「外国人おもてなし」など9部門の中の一つにエントリーしてもらい、一般消費者らの投票の多かった上位1~3位を表彰。事業を後援する4省庁賞、観光業界関係者ら審査員の特別賞も設けた。
今回は全国から120の温泉地がエントリー。昨年5月14日から今年1月31日までにインターネットなどで116万2014票の投票があった。
観光増進部門の1位には高湯温泉が選ばれた。同温泉観光協会の遠藤淳一会長は「東日本大震災から8年。厳しい状況が続く中、お客さまから応援をいただき、他の温泉地の仲間からも支援をいただいた」と、受賞の喜びとともに関係者への謝意を述べた。
4省庁賞のうち、観光庁長官賞は大歩危・祖谷温泉郷が受賞した。「美しい山村景観や、そこで育まれた独自の文化を観光資源として活用し、地域振興に資する創造的な取り組みを国内外に向けて発信している」ことが評価された。同温泉郷は部門賞の外国人おもてなし部門1位も受賞し、ダブル受賞となった。
主な受賞温泉地は次の通り。
【部門賞】リフレッシュ部門1位=ぬかびら温泉郷(北海道)▽うる肌部門1位=油谷湾温泉(山口県)▽スポーツ・レジャー部門1位=野沢温泉(長野県)▽健康増進部門1位=高湯温泉(福島県)▽ファミリー部門1位=やどり温泉いやしの湯(和歌山県)▽歴史・文化部門1位=島原半島雲仙温泉郷(長崎県)▽女子旅部門1位=四万温泉(群馬県)▽外国人おもてなし部門1位=大歩危・祖谷温泉郷(徳島県)▽絶景部門1位=層雲峡温泉(北海道)
【省庁賞】環境大臣賞=湯原温泉郷(岡山県)▽地方創生担当大臣賞=長者温泉(新潟県)▽総務大臣賞=南紀勝浦温泉(和歌山県)▽観光庁長官賞=大歩危・祖谷温泉郷(徳島県)
受賞者らによる記念撮影