高知県は6月24日、中国最大手OTAのシートリップと「高知県の国際観光の振興に向けた連携と協力に関する協定」を締結した。インバウンド観光客の誘客促進などで連携する。
高知県庁で行った締結式には、尾﨑正直知事、シートリップ上海本社ゼネラルマネージャーの裴培(ぺ・バイ)氏、シートリップグループ日本代表の蘇俊達氏が出席した。
尾﨑知事は「高知県へのインバウンド観光客数増を願っている」と述べ、本連携協定に期待を込めた。蘇代表は「多くの外国人観光客に美しい風景など高知県の魅力を知ってもらいたい」と意欲を示した。
シートリップは、本連携協定に基づき、次の六つの取り組みを行う。(1)中国など海外市場での高知県のプロモーション(2)高知県の宿泊施設、観光地、商業施設などへの海外からの送客促進(3)高知県内における旅行者の満足度の向上(4)マーケット分析(5)高知県と中国各地の文化、旅行関係組織との交流(6)その他の必要と認める観光振興。
尾﨑知事(左)とシートリップの幹部(協定の締結式)