あさや(栃木県鬼怒川温泉、木藤一男社長)が建設を進めていた貸切温泉風呂がこのほど完成し、12月30日に営業を始めた。
施設の名称は「貸切風呂 福満尽くし 吉祥 打ち出の小槌の湯」。振れば願いがかなうと言われる打ち出の小槌をテーマにした。浴室は4室。それぞれの湯口に打ち出の小槌を置き、「あさやで福を授かってお帰りいただきたい」と同館。4室は「宝珠(ほうじゅ)」「宝鍵(ほうやく)」「丁子(ちょうじ)」「隠笠(かくれがさ)」の名で、すべて浴槽タイプが異なる。
エントランスの壁面には大谷石、各部屋の洗面台には益子焼の陶器を使うなど、栃木県の地元材を使用。温泉とともに、栃木の魅力を伝えたいとしている。
湯口(写真右側)に打ち出の小槌を置いた貸切風呂(丁子)