「とっとり・おかやま新橋館」8周年
鳥取県と岡山県は10月20日、東京・新橋にある両県共同アンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」が8周年を迎えたことを祝ったPRイベントを実施した。岡山県の伊原木隆太知事が「桃太郎」、鳥取県の平井伸治知事が桃太郎に対抗して県の特産品であるカニから生まれたという「蟹(かに)太郎」に扮して登場。8周年記念として提供された「祝膳」の紹介や、首都圏からのさらなる観光誘客拡大への決意を述べた。
記念イベントには、タレントのキンタロー。さん、マーティンさんも出席。両県の知事がお勧めする食材から、キンタロー。さんが新米に合う食材として鳥取のベニズワイガニや特産の柿「輝太郎」、それに岡山の和牛など両県の秋の味覚を選択し、8周年祝膳を考案した。祝膳は、全国のおいしいものを知るマーティンさんが初試食した。祝膳は10月31日まで、1日限定10食、888円で提供された。
アンテナショップを生かした今後の観光誘客について、平井知事は「山陽、山陰ともにお客さまが増えている。航空便が戻り、町中には海外からの客も戻りつつある。これからの季節は、カニがおいしい季節でもあり、ぜひ訪れてほしい」と話した。伊原木知事は「北海道や沖縄と比べ、岡山、鳥取は『さぁどこかに行こう』という際に1、2番人気にはならないが、素敵な場所、おいしいものがたくさんある。アンテナショップでの出会いを契機に、多くの誘客へのきっかけを作っていきたい。インバウンドも再開されているので、腕まくりをして頑張っていく」と、誘客拡大に向けて力を込めた。
アンテナショップ8周年を祝う両県知事ら