鳥取県、メディア対象にセミナー開催、カニをアピール


プレゼンテーションを担当した谷本さんと鳥取県のマスコット「トリピー」

プレゼンテーションを担当した谷本さんと鳥取県のマスコット「トリピー」

 松葉ガニ漁が解禁となった鳥取県は11月18日、東京・新橋のアンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」で首都圏メディア関係者を対象にしたセミナーを開催した。指定施設宿泊者にカニが当たる「ウェルカニキャンペーン」や飛行機で来県した4人以上のグループに5千円をキャッシュバックする制度などを紹介した。

 鳥取県の前田修東京本部長は「鳥取県はウェルカニキャンペーンに合わせて、県名を『蟹取県』に変えてまで情報発信に取り組んでいる」と、かつてない規模で松葉ガニを使った誘客活動に取り組んでいることを強調。「来年3月には鳥取空港は鳥取砂丘コナン空港と名前を変えてリニューアルオープンする予定」と述べ、誘客効果への期待を膨らませた。

 10月から来年2月末まで展開されているウェルカニキャンペーンは、期間中、指定された施設に宿泊した人を対象に、毎月100人に5カ月連続で旬のカニをプレゼントするというもの。

 また11月22日から3月8日(年末年始除く)までに4人以上のグループで県内二つの空港を利用して県内の宿泊施設に泊まると1人あたり5千円、先着3千人にキャッシュバックを行うキャンペーンも実施する。

 プレゼンテーションを行った、とっとり・おかやま新橋館の観光・移住相談員の谷本優子さんは「両方のキャンペーンを使ってダブルでお得な旅を楽しんでほしい。ダブルキャンペーンは過去にはない」と語った。

 セミナーではそのほかにとっとり花回廊や鳥取砂丘などで行われる冬のイルミネーションや、砂の美術館で開催される3Dプロジェクションマッピングなど冬の鳥取観光の魅力が紹介された。

 鳥取県政ジオバイザリースタッフの中西英明氏、通称「かにクン」による山陰海岸ジオパークや松葉ガニにまつわるトークショーも行われた。セミナーの最後には松葉ガニや県産品の試食会なども行われ、出席者は旬の味覚に舌鼓を打った。

プレゼンテーションを担当した谷本さんと鳥取県のマスコット「トリピー」
プレゼンテーションを担当した谷本さんと鳥取県のマスコット「トリピー」
 
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