鳥取県は9月21、22日、カニの魅力を発信する「蟹取県ウェルカニキャンペーン」のPRイベントを東京千代田区のKITTEで開催した。特産品の販売やカニにまつわる話を紹介するセミナー=写真=などを行い、カニの魅力を訴えた。
同県はカニの水揚げ量日本一を誇る。2014年からカニの漁期に合わせて県名を「蟹取県」と改め、誘客キャンペーンを実施している。
会場では、カニに関する深い内容のセミナーやカニの加工品や菓子、酒などの特産品の販売会などが行われた。セミナーでは、カニのおいしい食べ方やカニの種類、トップブランド「五輝星(いつきぼし)」の秘密などを紹介。また、観光素材として「星取県」をPR。鳥取砂丘など県内各地で天の川など星空観賞が楽しめる。
セミナー講師を務めた県の高橋和也主幹は「鳥取県東部で取れる松葉ガニは身が詰まり、味が濃厚。刺し身にして食べると最高。西部で取れる紅ズワイガニは色が赤っぽく鮮やか。水分が多いが、身には甘みがあり、こちらも人気。鳥取に来て食べ比べてほしい」と呼び掛けた。
ウェルカニキャンペーンでは、対象宿泊施設(全151軒)に宿泊した人にカニなどが当たるプレゼントキャンペーンや、県内7カ所でスタンプを集めるとオリジナルグッズが当たる「ラッキースタンプラリー」、カニをテーマにした写真を投稿すると特産品が当たる「ラッキーフォトコンテスト」を実施する。