鳥取県、漫画をテーマに誘客強化


平井知事らが出席したオープン式典

平井知事らが出席したオープン式典

 鳥取県は8日、妖怪をかたどったブロンズ像が並ぶ境港市の人気観光スポット「水木しげるロード」を写真などで紹介する展示イベントを東京都内でスタートさせた。イベントを通じて、今年8〜11月に鳥取県で開かれる「国際まんが博」などもPRし、旅行者の誘致につなげる。初日には平井伸治知事らが駆け付け、テープカットなどを行った。

 イベントは、東京都港区の汐留シオサイト地下歩道に設けられた特設ブースで開催。水木しげるロードを再現した展示のほか、特産品の販売コーナーなどを設けている。開催期間は3月7日まで。

 境港市が水木しげるロードを整備したのは、人気漫画「ゲゲゲの鬼太郎」などの作者、水木しげる氏が同市の出身であるため。現在、設置されている妖怪のブロンズ像は139体で全国から年間300万人を超える旅行者が訪れており、汐留でのイベントも多くの来場者を集めている。

 オープンに際して平井知事は「3月8日には『水木しげる記念館』もリニューアルオープンする。妖怪の聖地の魅力を感じに、ぜひ鳥取県に来てもらいたい」とあいさつした。

 鳥取県は水木氏のほかにも、多くの人気漫画家を輩出。「名探偵コナン」の青山剛昌氏、「遥かな町へ」の谷口ジロー氏らが代表格。県では「まんが王国」と称し、漫画にちなんだ観光スポットの整備などの事業を進めている。今年は漫画に関するさまざまな行事が行われる国際まんが博が開催され、11月7〜10日には「国際まんがサミット」も開かれる。

 今回の汐留でのイベントには、全日空(ANA)が協力。イベントのタイトルも「ANAに乗って『まんが王国とっとり』へ」と銘打たれている。オープン式典には、ANA上席執行役員日本販売室長兼東京支店長の西村健氏が出席した。

 また、特別ゲストとして、魚だけでなく、妖怪にも詳しいタレントのさかなクンが登場し、鳥取県のPRに一役買った。

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