
PRに向けて東京都内で開かれた真珠婚
三重県の鳥羽市観光協会(仲野千里会長)は9月24日、東京・日比谷の帝国ホテルで、「真珠婚inTOKYO」を開いた。真珠婚は2001年から、主に地元のホテルなどで開かれているが、今年が10周年に当たることから、全国にPRしようと東京で初めて開催した。
結婚30周年を迎えた夫婦を祝う真珠婚。長い時間をかけてできる真珠のように、「30年という夫婦の年齢を美しく重ね、健康長寿で暮らしてほしい」と、“真珠のまち”である同市の観光協会が01年に始めた。これまで約2500組が式を挙げたという。
市内での式は2月と12月を除く、毎月30日にホテルなどで行われる。
今回は、東京や千葉、神奈川に住む5組が参加し、帝国ホテル内のチャペルで式を挙げた。家族らが見守る中、牧師立ち会いのもと、互いに感謝の言葉を述べ合い、誓いのキスをした。通常はライスシャワーならぬパールシャワーの祝福を受けるが、ホテルの事情もあり、見送りとなった。
式の後の交流会であいさつした仲野会長は「真珠婚は真珠養殖の発祥の地である市にふさわしいセレモニー。多くの方々に知っていただき、市に足を運んでほしい」とアピール。木田久主一市長も駆けつけ、祝いの言葉を述べた。

PRに向けて東京都内で開かれた真珠婚