鶴岡信用金庫(山形県鶴岡市)は、6月14日から9月13日まで行われる山形デスティネーションキャンペーン(DC)を盛り上げるため、庄内地域(2市3町)を訪れる観光客の増加に連動して預金金利が上昇する定期預金「みんな山形応援大使!」の取り扱いを開始した。同信金では「観光客増加のため、地元の人にPRやおもてなしで頑張ってもらい、その頑張りの分を金利で還元したい」(営業企画課)と説明している。
庄内地域の6〜9月の観光客数は直近3年の平均で約582万人(県調べ)。
今回のキャンペーン商品の預入期間は1年。当初金利は0.15%だが、今年6〜9月の観光客数が600万人以上なら0.17%、620万人以上なら0.19%、640万人以上なら0.21%に上昇する。観光客数の算出は来年1月の5市町の速報値を基にし、同月中に金利を決定する。
取扱期間は5月30日まで。総額50億円到達時点で販売を終了する。金額は10万円以上1千万円未満。
また、預金者を対象に、6月リニューアルオープンする鶴岡市立加茂水族館の入館チケットを抽選で贈る。
観光客増加に連動して預金金利が上がる商品は、高山信金(岐阜県高山市)が年間観光客数に連動させる商品を販売したことがあり、鶴岡信金も高山の事例を参考にして商品を開発したという。