北海道内宿泊大手の鶴雅グループ(本社・釧路市)はこのほど、北海道支笏湖(しこつこ)温泉に「しこつ湖鶴雅別荘碧(あお)の座」をオープンした。1人1泊2食8~22万円(税別)と、グループ最高級の位置付けのホテルで、国内外からの富裕層の需要に応える。
全国有数の透明度で知られる支笏湖を見下ろす場所で、鉄筋コンクリート造り4階建て、延べ床面積は約6700平方メートル。客室数は25室(100~270平方メートル)で、全客室にレイクビューの露天温泉とジェットバス付きの内風呂を備え、メゾネットやペントハウスタイプもある。
内部は縄文時代からの歴史や文化をコンセプトに、ロビーは古代の地層や柱をイメージした重厚なデザインで、縄文土器を模した高さ約6メートルの暖炉やアイヌ民族衣装を試着できるカルチャーラウンジを備える。
食事処は全室個室で、厳選した道産食材を使ったこだわりの夕食や朝食を提供する。ホテルでは「自然に囲まれた湖畔でハイグレードな滞在を楽しんでほしい」と話している。
同グループの宿泊施設は13カ所目となる。