鹿児島県はこのほど、県の産業経済や県民の保健福祉などの各分野で功績が顕著な個人、団体をたたえる2017年度の県民表彰の受賞者5人を決定した。産業経済部門の県民表彰は、ホテル中原別荘会長、県観光誘致促進協議会会長の中原國男氏(73)=鹿児島市=が受賞した。
中原氏は、県観光連盟副会長など観光関係の要職を務め、2006年5月には県観光誘致促進協議会の会長に就任し、関西圏や首都圏での誘致セールスなどに尽力している。
また、官民で組織する「NHK大河ドラマを誘致する会」を設立し、08年の「篤姫」、18年の「西郷どん」の実現に奔走した。
旅館業団体では、日本旅館協会副会長・九州支部連合会長などを務めた経歴があり、旅館業の振興に貢献した。
表彰式は2日、県議会庁舎本会議場で開かれた。中原氏を含む受賞者5人に表彰状や記念品が贈呈された。