2023年2月の訪日外国人旅行者数は147万5千人となった。日本政府観光局(JNTO)が発表した推計値。コロナ前の19年同月の実績に対して56.6%に回復した。コロナ前の最大の訪日市場で、訪日団体観光が再開されていない中国を除くと、76.5%にまで回復した。国・地域別の訪日客数では、韓国が56万9千人と全体の38.5%を占め、19年同月比は79.4%に回復した。
JNTOでは、2月は桜の開花シーズンを控えた訪日観光の閑散期であるほか、前月の旧正月の反動もあり、東アジア市場などで訪日客数が減少したが、他の市場は堅調な回復と指摘。国際線については復便・増便傾向にあるものの、依然として回復途上としている。
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