経済産業省がこのほど公表した今年5月の第3次産業活動指数(2010年=100、季節調整値)は、前月比0.1%増の106.0と、2カ月連続で上昇した。「総じてみれば第3次産業活動は持ち直しの動きが見られる」(同調査)。業種別では、宿泊業が同1.1%減の114.3と、2カ月ぶりに低下した。
第3次産業活動指数は、サービス業など第3次産業に属する産業の生産活動を総合的に捉えた指数。
宿泊業のうち、旅館は同5.9%減の84.9と、5カ月ぶりに低下。ホテルは同0.6%増の130.0と、2カ月連続で上昇した。
旅行業は同3.8%減の90.2。このうち国内旅行は同0.2%減の101.9。海外旅行は同1.7%減の68.6。外人旅行は同7.0%増の346.4。
このほか、遊園地・テーマパークは同9.1%減の115.9。航空旅客運送業は同2.0%減の136.3。
これらを合わせた観光関連産業全体は同1.3%減の107.4。