日本航空(JAL)はこのほど、長崎県壱岐市と壱岐みらい創りサイト(長崎県壱岐市)と共同で「壱岐ワーケーションツアー4日間」の販売を始めた。「SDGs未来都市」である長崎県壱岐市での体験と学びが得られるワーケーション旅を提案する。
同社は、2017年に社内制度としてワーケーションを導入。現在は対象社員の25%以上が取得する制度として浸透している。「興味はあるが、実施に至るきっかけがない」など、実施に至るまでのさまざまなハードルを下げ、誰もがワーケーションに気軽に取り組める文化の醸成に貢献するためのモニターツアーを各地域で展開している。
今回は壱岐市を舞台にモニターツアーを「地方創生テレワーク交付金」を活用して実施。対象は、地域活性化に係わる自治体関係者、企業の働き方改革などを担う人事労務セクションの担当者、子ども連れの家族、他拠点居住者など。
同ツアーでは、ワーケーションのほか壱岐ならではのプログラムを用意。プログラムは、(1)地域の課題解決に挑戦する研究員とのディスカッション(2)古代遺跡での「歩行ラリー」を通じた「自律型人材育成プログラム」体験(3)ディアラー(2拠点生活者)の仕事拝見ツアー(4)JALによるワーケーション制度導入に向けたサポート講座(5)地域の熱い思いに触れる焚(た)き火トーク(6)イルカパークにおける各種アクティビティやSUP、カヤック(有料)―などを用意する。
「体験プログラムを通じて学びを得られる内容となっている」と同社。
同ツアーは、12月7~10日、12月13~16日の計2回開催。料金は大人1人3万円、子ども1人2万円。往復の航空運賃、往復のジェットフォイル運賃、宿泊費、食事代などが含まれる。