
世界遺産の最寄り駅
JR九州は15日のダイヤ改正に合わせ、日豊線竜ケ水―鹿児島間(6・9㌔)に新駅「仙巌園」を開業した。世界文化遺産の構成資産である薩摩藩島津家別邸「仙巌園」の最寄り駅として、観光客らの需要を見込む。1面1線の無人駅で、普通列車が毎日上下計57本停車。1日平均200~300人の乗車を想定する。
新駅は、2015年の世界遺産登録を契機に開設の要望活動が進められてきた地元請願駅。竜ケ水から4・8㌔、鹿児島から2・1㌔の地点で、鹿児島湾を挟んで桜島を望む鹿児島市磯地区に、鹿児島県や同市などが約4億円を投じて整備した。同社発足後の新駅設置は68駅目、管内の全駅数は572駅となった。【記事提供:交通新聞】
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