努力、準備が開花する年に【鉄道総研】
渡辺郁夫理事長は6日10時から、東京都国分寺市の国立研究所内の会議室で役員、部門長ら約30人を前に年初のあいさつを行った。職員にはオンラインで配信した。
渡辺理事長は冒頭、「安全について改めて考えたほか、能登半島地震や大雨、酷暑や年末の大雪など自然の厳しさも実感した年だった」と昨年を振り返った。【記事提供:交通新聞】
続いて、4月にスタートする5カ年の新たな基本計画「―持続可能な鉄道システムの創造―RESEARCH2030」に言及。活動の基本方針に「安全性の向上、特に激甚化する自然災害に対する強靭(きょうじん)化」「鉄道システムの生産性の向上及び脱炭素化」などを掲げた点について、「鉄道を取り巻く厳しい状況の解決への後押しとなるものであり、まさに時宜を得た基本計画である」と強調した。
その上で「まずは3月まで現基本計画で掲げた目標を必ずや達成し、成果を着実に取りまとめ、広く発信していこう。そのためにも、一人一人が前向きな姿勢で各事業に取り組んでほしい。これまでの努力や準備が実を結び、一気に開花する年にしよう」と呼びかけた。
【記事提供:交通新聞】