JRグループ協定旅館ホテル連盟(渡邉宗男会長=静岡県・川堰苑いすゞホテル、2227会員)は9日、東京のホテルメトロポリタンで通常総会を開いた。連盟発足30周年を迎え、JR6社が行う観光開発や旅行活性化策に全面協力する方針を改めて確認した。2年間の任期満了に伴う役員改選では渡邉会長を再選した。
渡邉会長は「JRと協定する意義を同業者から問われる。JR各社は業界の先頭に立って観光開発を進めている。JRと組むことで地域への誘客と活性化を図れる。そのような意義をぜひ理解して、さらに多くの同業者にJR旅ホ連に加入していただきたい」とあいさつ。
JR旅ホ連の副会長を務めるJR6社の代表は、旅ホ連とJRグループ30年の歴史を振り返るとともに、今年度のそれぞれの営業施策を述べた。
旅ホ連の今年度の主な事業計画は、宿泊券の拡販に向けた、北海道から九州まで全国6地域本部ごとの宣伝活動。「JR各社との連携を図り、デスティネーションキャンペーンを基軸に、鉄道と宿の一体的なPRを展開し、宿泊券の一層の拡販に努める」としている。
【新役員】(敬称略、カッコ内は所属)
会長=渡邉宗男(川堰苑いすゞホテル)▽副会長=金道太朗(湯の浜ホテル)、萩原国彦(JR北海道鉄道事業本部営業部長)、根本英紀(JR東日本執行役員鉄道事業本部営業部長)、吉川勝也(サン浦島悠季の里)、厚地純夫(JR東海専務執行役員営業本部長)、田岡茂(三國屋)、室博(JR西日本執行役員営業本部長)、藤本正孝(城西館)、四之宮和幸(JR四国鉄道事業本部営業部長)、小林喜平太(稲佐山観光ホテル)、後藤靖子(JR九州常務取締役旅行事業本部長)