JR東日本の喜㔟陽一社長は6日の定例会見で、来年春から常磐緩行線や南武線などの首都圏主要線区でワンマン運転を順次実施すると発表した。ホームドアの整備やATO(自動列車運転装置)またはTASC(定位置停止装置)の整備など、安全性や輸送安定性の向上策を進めた上で2030年ごろまでにワンマン運転の実施線区を順次拡大。人手不足や社員の就労意識の変化などに対応し、鉄道をより効率的でサステナブルな輸送モードに変革する。
来春からワンマン運転を実施するのは、常磐緩行線綾瀬―取手間(10両編成)、南武線川崎―立川間(6両編成)。26年春には、横浜・根岸線八王子―大船間(8両編成)でも開始する。東神奈川―大船間は横浜線車両E233系8両編成のみの実施。その後、30年ごろまでに山手線、京浜東北・根岸線、中央・総武緩行線、埼京・川越線でも準備を進めてワンマン運転を行う予定。【記事提供:交通新聞】
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