
JR東海の丹羽俊介社長は3月19日の定例会見(東京)で、2025年度の重点施策と関連設備投資の概要を発表した。安全の確保を最優先に、「業務改革」と「収益の拡大」の二つを柱とした経営体力の再強化に引き続き取り組む。設備投資額は、連結で過去2番目の規模となる7350億円(24年度計画比610億円増)、単体で過去3番目の規模となる6660億円(360億円増)を計画。単体は中央新幹線を除くと3160億円(360億円増)で、このうち安全関連投資は約67%に当たる2130億円(50億円増)を割り当て、過去4番目の規模となる。
各種施策の推進に当たっては、これまで蓄積してきた知識や経験を生かすとともに、同社グループの「ありたい姿」を踏まえて、「自由に考え、大いに議論し、粘り強くやり抜く」という企業文化をつくり上げ、過去のやり方に捉われることなく前例のないことにも挑戦しながら、中長期的な観点で取り組む。【記事提供:交通新聞】
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