JR東海の19年第3四半期決算は、売上高が同2.9%増の1兆4480億600万円、営業利益が同2.4%増の6119億3600万円、経常利益が同2.9%増の5556億5800万円、純利益が同3.3%増の3881億2100万円。ビジネス、観光ともに東海道新幹線の利用が堅調に推移し、増収増益となった。
営業施策では、東海道・山陽新幹線のネット予約・チケットレス乗車サービス「エクスプレス予約」「スマートEX」の積極的な宣伝活動のほか、「EXのぞみファミリー早特」をはじめとした観光型商品などの販売促進、ラグビーワールドカップ2019の観戦を目的とした訪日客に向けた商品の拡大などに取り組んだ。旅行業では、京都、奈良、東京、飛騨などの各方面に向けた観光キャンペーンなどと連動した旅行商品を販売した。
通期の連結業績予想は、売上高が同1.3%増の1兆9020億円、営業利益が同2.8%減の6900億円、経常利益が同2.9%減の6140億円、当期純利益が同2.9%減の4260億円。