JR西日本は、9月から12月まで開催する「幕末維新やまぐちデスティネーションキャンペーン」を契機に山陰線(新下関~下関~長門市~東萩駅)に新たな観光列車を導入する。その列車名を「○○のはなし」(まるまるのはなし)とこのほど発表した。
列車名には、本州最西端で、響灘や日本海に面し、美しい海岸美が続く山陰線沿線には、日本と西洋をひき合わせた志士たちの歴史や文化、食などについて、さまざまな「はなし」が息づいていることに思いを込めた。
外観イメージは、本州最西端の山口県(萩、長門、下関)に、日本と西洋をひき合わせるきっかけとなった歴史が息づくことにちなみ、「西洋に憧れた日本(洋)、西洋が憧れる日本(和)」をコンセプトに、2両別々のデザインとした。また外装には「洋と和をつないだ海」が2両にまたがり、この地の歴史を見守ってきた花として、「夏みかんの花」「ハマユウ」を各所にあしらった。
内観イメージは本州最西端の響灘や日本海の海岸美を楽しめるように、窓枠を極力大型化したほか、海側を向いた座席を配置(ボックス席を除く)。沿線の自慢の品々が買える販売カウンターや、さまざまな「はなし」に出逢えるイベントスペースも設置した。
快速列車(全車指定席)の2両編成で新下関~下関~長門市~東萩駅で1日1往復の運転。定員は60人(洋32人、和28人)。乗車券のほかに、指定席券が必要。運転開始日は8月5日。運転日は土曜日、日曜日、祝日。