JR西と南海電鉄、サイクル列車で初コラボ 南大阪などの魅力発信


 南海電鉄とJR西日本は4月12日、「春のサイクルトレイン2025~電車で行く南大阪・和歌山の自転車旅」を実施する。初のコラボレーションで、両社は「南大阪や和歌山の魅力を発信し、地域経済の活性化を目指す」と話している。

 南海電鉄は2022年11月と23年11月にサイクルトレインの実証実験を行い、今回が3回目となる。また、JR西は23年8月から和歌山―御坊駅間の実証実験を経て「きのくに線サイクルトレインプラス」を通年で実施している。

 今回のコラボでは、南海電鉄はサイクルトレイン臨時列車(難波駅から和歌山市駅間往復)を運行し、JR西はきのくに線サイクルトレインプラスを、特別に利用可能な自転車の台数を増やして実施する。

 南海電鉄の臨時列車のダイヤは往路が難波駅発7時42分・和歌山市駅着9時2分、復路は和歌山市駅発16時36分・難波駅発18時10分。JR側は往路のみ運行で、和歌山駅9時54分発・御坊駅着11時1分。「通年実施しているきのくに線サイクルトレインプラスの利用者数は最大4人だが、今回のプランでは8人まで増員する」という。

 南海電鉄は臨時列車の往復利用を条件にガイド付きプラン3コースを設定。例えば「サイクルトレイン乗り継ぎロングライド」は、難波駅・浜寺公園駅・二色浜駅のいずれから臨時列車に乗車し、和歌山市駅で下車↓サイクリングで和歌山駅(約3キロ)↓サイクルトレインプラスに乗車し御坊駅下車↓由良・湯浅をサイクリングしながら和歌山市駅(約75キロ)↓臨時列車に乗車し蛸地蔵駅・浜寺公園駅・難波駅のいずれかで下車、終了―となる。募集人員8人で、旅行代金は税込み7千円。

 このほか、「のんびり紀の川フルーツライド」「南大阪で春のRIDE&FISH」(いずれも7千円)などがある。

 サイクルトレインは和歌山県、和歌山市、岬町、和歌山市観光協会、シマノ、シマノスクエアが協力している。

 
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