JR西日本の発足30周年、和歌山県のテーマパーク「アドベンチャーワールド」(和歌山県白浜町)が来年開園40周年を迎えるのを記念して、特急「くろしお」号をラッピングした「パンダくろしお『Smileアドベンチャートレイン』」が5日、運行を開始した。京都駅(新大阪駅、天王寺駅、和歌山駅経由)から新宮駅(和歌山県)までの間を走る。
ラッピングコンセプトは「旅に“ときめき”を」。車両前頭部をパンダフェイス、ボディーにはパークで躍動する動物たちのさまざまなシーンをデザインした。
運転期間は2019年11月頃まで(予定)。使用車両は287系1編成(6両編成)。装飾内容は車体ラッピング、車内扉ラッピング、オリジナル座席ヘッドカバー。
運転初日の5日は臨時列車として運行され、天王寺駅で出発式が行われた。
出発式には仁坂吉伸・和歌山県知事、井澗誠・白浜町長、アドベンチャーワールドを運営する山本雅史・アワーズ社長が出席。JR西日本からは伊藤義彦・執行役員和歌山支社長、川井正・執行役員大阪支社長、豊田重弘・天王寺駅長が出席し、テープカットを行った。また、和歌山県の観光PRキャラクター「わかぱん」とアドベンチャーワールドのパンダキャラクターも参加し会場を盛り上げた。
同日には8時から9時まで天王寺駅1番ホーム付近でアドベンチャーワールドの動物たちとのふれあいコーナーも設けられた。また、白浜駅では出迎えのイベントも開催された。