JR西日本は1日付で、変革・復興期における「経営の強靭(きょうじん)化」に向けた取り組みの一環として、組織を改正した。本社間接部門を再編し、グループ一体となった経営を推進する体制を強化するとともに要員のスリム化を図る。
組織改正は、「地域共生の深耕と新たな価値創造への挑戦」「変化対応力を高める企業改革」を強力に推進する体制を構築することを目的に、(1)総合企画本部「地域共生部」の設置(2)「デジタルソリューション本部」の再編(「ビジネスデザイン部」設置、「IT本部」再編)(3)「コーポレートコミュニケーション部」の設置(4)「ガバナンス推進本部」「法務部」「総務・秘書部」の設置―を行った。
地域共生部は、定住・交流人口の拡大、持続可能な地域交通の実現、気候変動対策など、地域と連携して推進すべき取り組みについて、グループ横断の支店でマネジメントする機能を担う。
ビジネスデザイン部は、新たな価値創造への挑戦や変化対応力を高める企業改革の推進を担う。IT部は、デジタル戦略を統合的に推進する。
コーポレートコミュニケーション部は、各種広報活動やサステナビリティへの取り組みを含めたCSR活動や、多角化する広報業務を戦略的、効果的に推進する。広報部および総合企画本部の一部機能を一元化する。
ガバナンス推進本部は、企業倫理・リスク統括部と総務部の一部機能を一元化し、グループ経営体制の強化、グループ全体でのガバナンスの強化、充実を図る。