
昨年4月の働き方改革関連法の施行に伴うトラックドライバーの時間外労働の上限規制によって到来した物流の「2024年問題」が、3月末で1年を迎える。トラックから鉄道や船舶などへのモーダルシフトが徐々に進み、JR貨物のコンテナ輸送動向は昨年10月から4カ月連続で前年同月を上回った。年間規制であるトラックドライバーの時間外労働の上限が3月末で最初の区切りを迎えるのを機に、一層のシフトも見込まれる。中距離輸送帯でも鉄道への移行は拡大しており、同社は31㌳コンテナの新規投入などで高まるニーズの取り込みを図る。
◆輸送能力4億㌧不足も◆
2024年問題は、トラックドライバーの時間外労働の上限が年間960時間に規制されることで輸送能力が不足し、中・長距離帯を中心に貨物を運びにくくなるもの。【記事提供:交通新聞】
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