JTBは1日、九州を対象エリアとする2020年度下期(10月1日~21年3月31日)の国内旅行活性化キャンペーン「日本の旬 九州」をスタートさせた。「Re―Sight Kyushu~時をつむぐ 未来へつながる~」をテーマとして、「自然・風景」「歴史・文化」「食・味覚」「体験」「復興・つなぐ」を切り口に多くの人々に九州の魅力を“再発見”(Re―Sight)してもらうことで、災害からの復興につなげていく。
世界自然遺産登録を目指す奄美諸島。個人旅行商品では、九州の地域航空会社であるオリエンタルエアブリッジとの連携により、「アイランドホッピング五島列島・対馬・屋久島・奄美大島5日間」を設定した。定期便のない島から島を特別チャーター便で巡る。
糸島、阿蘇、ハウステンボスという九州を代表する人気スポットに、2階建てオープンバスを期間限定で運行。屋根がなく車高の高いバスからパノラマ感たっぷりの開放的な空間が楽しめる。
九州独自の歴史、文化に深く触れてもらうため、少人数で旅行者の知識や興味に合わせてプライベートガイドが案内するプランも設定。柳川藩主立花家の邸宅であった「御花」で立花家の歴史や華やかな大名文化を体感できるプランのほか、宗像大社や武雄温泉楼門などを体験できるプランをそろえている。
団体旅行では、「或る列車」や「A列車で行こう」など九州でなければ乗れないD&S(デザイン&ストーリー)列車のチャータープランを設定。また阿蘇で防災や減災について学ぶプログラムや、立野ダムなどのダムや橋などを見学するインフラツーリズムも用意した。